受精卵を妻の体に・・・
体外受精(顕微授精)をするも、ダメで絶望的になっていたそんな時、
一人目を奇跡の自然妊娠で授かった。
前回、妻が体外受精の為に、卵子取り出しをし、退院してきた事までを書いた。
妻が、退院してから、考えていた事 - 男性不妊から自然妊娠、その後。。。 ヘロヘロの記録
今回は、受精卵を妻の体に入れるまでを書きます。
退院してきた日(土曜日)、妻は、終日、ダルイ、痛いといって、終日ぼーっとしていた。
翌日(日曜日)も同様にぼーっとしていた。
その翌日は、受精卵を妻の体内に戻す予定。
受精卵が成長しているかどうかにより、受精卵を妻の体内に戻すかどうかを判断する為、病院から、家に電話がかかってくることになっていた。
妻は、ぼーっとしながらも、
「どうかな・・・」と受精卵の事を心配していた。
それに対し、私は、
「そうだよね」と言いつつも、
”果報は寝て待て”の通り、他の事を淡々とこなしていた。
かほう【果報】
[名]
(1)仏教で、前世での行為によって受ける、現世での報い。因果の応報。
(2)[形動]よい運に恵まれて幸せなこと。幸運。
「果報者」
「果報は寝て待て(=幸運を得ようとしても人の力ではどうすることもできないから、あせらずに時機を待つのがよい)」
妻には、
「会社休もうか?」
と伝えたのだが、妻に、
「みんな、一人で来ているみたいだから、大丈夫」
と言われたので、遠慮なく、出勤する事にした。
前回の体外受精の際は、私も休んで妻に付き添ったのだが、
その際、夫が来ていたのは、私たち夫婦だけで、
他の人は、本人だけだった。
日があけて、受精卵を戻す日、
私は、一足早く出勤。
妻は、病院からの連絡を待つ。
私は、仕事中、妻の事が気になって・・・
なんて事は、無く、金曜日に休んでいた時にたまってしまった仕事の処理に追われていた。
(たまたま、土日を挟んだため、私は一日だけ休んだ形になったが、複数日休んでいたらと思うとゾットした)
忙しくしていると、あっと言う間に時間が経ってしまう。
気づけば、定時をとっくに過ぎている。
キリの良いところで、仕事を引き上げ、退社。
帰宅し、妻に、
「どうだった?」
と聞くと、
「やってきたよ」
とのこと。
つまりは、受精卵が成長しており、受精卵を妻の体内に入れたということ。
ヘロヘロ:「お疲れさま」
妻:「ダルイ・・・」
そんな、こんなで、今回の体外受精が終わった。
その時の私の心境としては、
そもそも、体外受精をしたいと、言い出したのは妻であって、ダルイとか、痛いとか言うなら、ヤメトケよ、おいコラ!
と思っていたのだが、
私の精子の状態が良ければ、こういったことをせずに済んだ可能性もあるので、口には出さず。
ぐっとこらえていた。