泌尿器科へ通う事の意義
体外受精(顕微授精)をするも、ダメで絶望的になっていたそんな時、
一人目を奇跡の自然妊娠で授かった。
先日、泌尿器科へ行ってきた。
今回は、問診だけで、精液検査は無し。
主目的は、処方した薬の相性確認とのこと。
処方された薬は、ツムラのケイシブクリョウガン。
(写真は、今回処方されたものを撮影したもの。
成分は一緒だが、パッケージが新しくなったとのこと)
病院へ予約の時間に着き、
予約時間から約1時間程たって、から呼ばれ、診察室に入った。
先生:「どうですか、調子は?」
ヘロヘロ:「特に、変わったことはありません」
先生:「お薬ちゃんと飲めてますか?」
ヘロヘロ:「ええ、まぁ・・・」
(本当は、食前に飲んだ方が良い薬らしいのだが、忘れてしまい、食後に飲むこともあるので、あいまいな返事・・・
薬剤師からは、食前に飲むのを忘れてしまった場合、食後でも構いませんよとは言われている)
先生:「射○してますか?」
ヘロヘロ:「ええ、まぁ・・・」
(そりゃあ、もう、してますよ!精子の運動率低くても、性欲はありますからね!
なんて、答えるのは、恥ずかしかったので、控えめな答えをした)
先生:「ちゃんと、射○して下さいね。しないと良くなりませんよ。
最低でも週に一回はして下さい」
ヘロヘロ:「はい・・・」
(週一回なんて、とんでもない、もう何回もしています!!!)
先生:「奥様とは、性行していますか?」
ヘロヘロ:「今月、胚移植の予定があるので・・・」
先生:(カルテを見つつ、しまった!といった表情)
妻は、同じ病院の産婦人科に通っており、その記録がカルテに書かれているようだった。
「そうですか、奥様をフォローしてあげてくださいね」
ヘロヘロ:「はい・・・」
先生:「次のスケジュールですが、今回、お薬を2ヶ月分出しますので、7月の○日はどうでしょう?」
ヘロヘロ:「○日でお願いします」
先生の横にいた看護師さん(女性):「○日で予約をお取りしました」
先生:「では、○日に、又来て下さい」
ヘロヘロ:「ありがとうございました」
先生、看護師さん:「お大事に・・・」
もうかれこれ、泌尿器科に通って、5年目にもなると、
なんというか、病院に期待をしない自分がいる。
今、飲んでいる薬も、本当に効くかどうか分からない。
先生に、効きますか?と効いたところで、
まだよく分かっていないと言われるのがオチだ。
それでも、泌尿器科に通い、マジメに薬を飲み続けるのは、
妻に怒られるから。
妻に対しての単なるポーズ。
俺、マジメに泌尿器科に通って、薬飲んでることを見せつけ、
俺だって、不妊治療に向き合っているというフリをしているだけかも知れない。
胚移植を控え、
点鼻薬、パッチをする痛々しい、妻に対して、
私は、漢方を飲むだけ。
(エビオスと、プロテインは、習慣になってしまったので、
もう苦痛では無くなりました)
妻に対して、なんとも言えない気持ちでいると、
妻から
「大変なのは、私だけだから」
と言われた。
もし、何も言わず、ガマンする妻だったら、
申し訳ない気持ちで一杯になるが、
思った事を、相手の気持ちも考えず、ズケズケという妻なので、
私の方は、ああ、そうですか!!!
子どもが欲しいって言っているのは、お前だろ、コラ!
と心の中で、開き直っている。
男性不妊という事を突きつけられて、かれこれ5年。
イライラする事もあるけれど、
今思えば、こういう妻だから、私も開き直っていられるんだな・・・
と感謝はしたくないけれど、ありがたい所もあるなと思う自分がいる。