男性不妊から自然妊娠、その後。。。 ヘロヘロの記録

男性側が書いた不妊治療の記録。今は、自然妊娠で出産した二人の子どもがいます。一度、ブログを閉鎖したのですが、復活しました。

STEP10 嫁さんの執念

男性不妊が分かり、人工授精、体外受精(顕微授精)をしても、ダメ。
次の体外受精をするにしても数ヶ月後。

もう、ダメだな。
そう、妻はあきらめているのかと思いきや、
基礎体温を測り続け、タイミング療法を続ける気でいた。


私の方はというと、不妊の原因は私だという事にはなっていたが、
射精をすると、それなりに精子は出るので、なんとかなるんじゃないか?と思っていた。

排卵日付近しか、ナカヨシをさせてもらえないこと
排卵日付近は、ほぼ毎日ナカヨシを要求されること

については、不満をもっていたが、
そんなこんなで、妻から、ナカヨシを要求されても、それに応えていた。

そして、体外受精が失敗してから、約3ヶ月後に、奇跡の自然妊娠をした。

病院へ行って、妊娠した事が分かると、我々夫婦もそうだが、
産婦人科の先生もびっくり。
そして、私がお世話になっていた泌尿器科の先生もびっくり。

泌尿器科の先生は、
「そういう(男性不妊と言われていた人でも自然妊娠する)ことも、あるんですよ」
と言っていた。


今、思うと、
男性不妊を克服する為、
病院で処方された薬を飲んだり、市販薬を飲んだり、
人工授精、体外受精をやったりしたが、
一番は、妻とあきらめずに、ナカヨシした事だと思っています。

日本では、
「健康な夫婦が避妊をしないで夫婦生活を送っているにも関わらず、2年間妊娠しないこと」
不妊の定義らしい。
諸外国では、「1年間」という定義が多いらしい。
(男を維持する「精子力」 岡田 弘著 ブックマン社 刊から引用)

逆を言えば、避妊をしなくても、1年、2年は、妊娠出来ない人がいても異常では無いという事。

出来ちゃった婚なんて、ワイドショーで流れるので、
ナカヨシすると、すぐに妊娠!
なんて思ってしまうが、それは、相当にタイミングが良かったのか、
それとも、相当な数をナカヨシしてきたかというもの。



男性不妊が分かって、
私にきつく当たっていた妻はというと、
今も、私への当たりは強い。。。
ただ、こどもができてからは、こどもの前では、キタナイ言葉は言わなくなった。
きっと親になってきたんだなと思う。

体外受精しかないと、言って、
私を責めた、妻の父母は、今は、何事も無かったかのように、孫を抱いている。


こどもは、もうすぐ1歳。


男性不妊だった記憶は、わたしからは消えない。
妻から、妻の父母に言われた事もよく覚えている。

もし、精液検査をせず、そのまま、避妊せず通常通り、ナカヨシしていても、こどもをさずかることが出来たかも知れない。

男性不妊だと分かって、良かったことと言えば、
こどもは簡単に、授かれるものではないという事を妻と、学習できたという事。

結婚して、こどもが出来て、とすんなりいかず、
こどもは、正に宝だという事を教えられた。

家事をほとんどしなかった妻は、
今では、こどもの事なら、掃除から、炊事、洗濯までする。
(他の人にとっては当たり前かもしれませんが、うちの妻にとっては奇跡)


過去は変えられないけれど、未来は変えられるというのではなく、
”過去は変えられるけれど、未来は変えられない”と思う。
「〜だから不幸だった」を「〜だからよかった」「〜だからこそ、今の幸せがある」と考え直すことで過去を変えられる。

今は、
男性不妊だったからこそ、今の幸せがある
と思う様にしてます。

変な人の書いた世の中のしくみ

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振り返りも一周終わり。
次は、何を書くか考え中。。。


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