精索静脈瘤の手術を受けてきました
体外受精(顕微授精)をするも、ダメで絶望的になっていたそんな時、
一人目を奇跡の自然妊娠で授かった。
これで一安心と思いきや、
その後、妻が二人目欲しいと言いだし、
現在、妊活中。。。
先日、 精索静脈瘤の手術を受けてきました。
お陰様で、手術は無事終了。
私がやって頂いた手術は、腹腔鏡下精索静脈高位結紮術なるもの。
私の場合、左右のタマ周りともに、静脈瘤があるとのことで、
へそと、その両脇1箇所ずつ、計3箇所に穴を開けて、手術して頂きました。
率直な感想としては、痛い!!!
どこが痛いかというと、へそのあたりが特に痛い。
幸いに、袋周りは痛くないです。。。
入院自体は、一泊二日ですが、
退院後の次の日も結構痛かったです。
座っている分には大丈夫なのですが、
へそと、その両脇の穴を開けたせいか、腹筋が痛くて、起き上がることがつらい。
病院の先生からは、退院後、デスクワークであれば、仕事をしても大丈夫と言われていたのですが、通勤が辛かった。。。
(私は、幸い?!に車通勤なのですが、電車通勤の人は、退院翌日、もっというとその次の日も休んだ方がいいと思います。まあ、痛みの度合い等は、手術の方法や、受ける人の個体差もあると思いますが・・・)
入院当日、
10時頃病院へ、妻と行き、入院手続き。
事務的な手続きとして、
・入院時の連絡先を書いたもの
・保証人を記載した書類
(もし、入院費用が払えなかった場合の連帯保証人のリスト)
を病院の事務窓口へ渡した後、病棟へ移動。
看護師さんから、手術前後の流れの説明を受ける。
・手術開始時間前に、病院指定の靴下(血行をよくするためのもの)等の指定着へ着替えること
・手術までの間、立会する人は、病院を一度出る場合、電話がつながるようにしておくこと。
・体調はどうか
等々
入院する病室を案内してもらった後、
妻と一旦別れた。
事前に、手術予定時間は目安として言われてはいたのだが、
私を執刀する先生は、同日、他の手術も予定しており、その進捗度合いと、
手術室の空き状況により、手術の時間は前後するとの事で、落ち着かない気分のまま、過ごす。(私がお世話になったのは、不妊専門の病院では無く、総合病院)
手術の予定時間の2時間ぐらい前に、
担当の先生が来て、「調子はどう?」と聞かれ、
「お陰様で、元気です」と空元気で答える。
(本当は、手術がコワイなんて言えない。。。)
先生:「私は空いたので、手術室が空いたら、手術しますね」
ヘロヘロ:「妻が出かけているので、おおよその目安が分かると助かります」
先生:「奥さん、どのくらいで、病院に来られます?」
ヘロヘロ:「当初予定していた手術の予定時間の○時の30分ぐらい前ぐらいには、来ると思いますが。。。」
先生:「分かりました、伝えておきます」
その後、看護師さんから、
「手術の時間が決まりました。あと、30分後で、手術するので、着替えて下さい」
ヘロヘロ:「早く無いですか?予定よりも1時間半早いですよ」
看護師さん:「今、手術室が空いたので・・・」
「奥さん間に合いませんか?」
ヘロヘロ:「確認します」
病室を出て、妻へ電話。
ヘロヘロ:「手術の時間が決まった。□時半になった」
妻:「え~、今、○○で、息子と食事していて、間に合わないよ」
ヘロヘロ:「何時なら間に合う?」
妻:「今から、1時間ぐらいかな」
ヘロヘロ:「病院にそう伝えてみる」
その後、看護師さんに妻が、間に合わない事を伝えるが、
手術時間は、先程連絡を受けた時間でやるとのこと。
入院手続きの書類の中に、どのくらいの時間で病院に来られるかという所に、
”30分”と妻の字で書かれていた為、30分前に連絡をしたが、ムリなら、予定通り、手術をするとのことだそうな。
そんな訳で、着替えをし、看護師さんに付き添ってもらい手術室へ歩いて移動。
手術室へ着くと、青い服を着た病院スタッフが、2名待機していて、
看護師さんとバトンタッチ。
手術室の台に上り、以下の問いを受けた。
・氏名は?
・生年月日は?
・風邪を引いていないか?
・体調はどうか?
・ぐらつく歯が無いか?
(麻酔の際、チューブをのどに通すそうなのだが、その際、歯がぽろっと外れたら、大惨事になってしまうそうなので、その為の確認)
・アレルギーは無いか?
・アルコールでかぶれたりしないか?
等々。。。
その後、テキパキといかのものを付けられた。
・心電図用の電極
・血圧測定用にと、腕にバンド
・酸素マスク
・頭の所に、脳波を取る為か、チクッとする、ものを付けられた。
・利き手と反対の左手に、点滴をしてもらった。
点滴には、麻酔が入っているらしく、手が冷たくなる感じがした。
「ハイ、息を大きく吸って、吐いて!」
「繰り返して下さい」
と言われ、だいたい30秒ぐらいすると、記憶がなくなっていた。
気づいた時は、私の名前をひたすら呼ばれ、
「はい」と返事をすると、手術室らしき場所から、
担架で運ばれ、病室へ移動していた。
病室で、看護師さんと妻との会話が聞こえた。
看護師さん:「もう、こんな時間なので、病院の夕食の時間は過ぎてしまっているので、個人で用意してください」
妻:「はい、分かりました」
妻から声を掛けられた
妻:「何か、食べるもの持ってきた?」
ヘロヘロ:(ゼリー飲料を入れたカバンを指さしながら)
「ゼリー飲料持ってきた」
妻:「じゃあ、大丈夫だね」
ヘロヘロ:(意識がもうろうとしつつ)
「え?!」
妻:「じゃあ、帰るね!」
ヘロヘロ:「・・・」
(苦しみつつ)
「痛い・・・」
妻:「子どもを産むときの苦しみに比べたらたいした事ないよ!」
「大丈夫!」
「私は、忙しいから帰るね!」
そう言い残し、妻は帰っていった。
私たち夫婦は、たまたま、自然妊娠で出来た息子が1人いるのだが、
タダでさえ、恐かった妻が、出産してからさらに強力になった。
子を産むと女性は強くなると言うが、妻もその一人だと実感。
時計を見ると、手術室入室から約4時間半ぐらい経っていた。
手術後は、全身麻酔をしていたせいか、ちょっと気持ちが悪く、くらくらする。
そして、お腹に力が入らない。。。
妻が去ってから、
看護師さんが、数分おきに、体温と、血圧を測りに来てくれた。
酸素マスク外して良いですか?と聞くと
酸素マスクは、術後、3時間はつけておくようにと言われた。
3時間、長いな。。。と思っていたのだが、
意外に早く時間が過ぎ、酸素マスクを外してもらった。
その後、おトイレは大丈夫ですか?
と聞かれ、行きたいと言うと、看護師さんに、
途中まで付き添ってもらい、点滴をぶら下げながらトイレへ行った。
トイレで、小便をすると、
小便が、青い。。。
手術中、リンパ管をハッキリと識別しやすくする為に、青い色の色素を使っていたらしくそのせいで、青色の小便が出ても異常では無い旨の説明を受けてはいたが、ゾッとした。
くらくらしながら、再びベットへ。
看護師さんが、その後、何度も来てくれ、
痛みますか?と聞かれ、
痛いです。と答えると、痛み止め入りの点滴を付けてくれた。
痛みは和らぎましたか?と聞かれ
まだ、痛いです。と答えると、錠剤の痛み止めを渡され、
(おれって、痛みに弱いな・・・と思いつつ)
それを、すぐに飲んだ。
無性に夜中、腹が減り、ゼリー飲料を何本か飲み、カロリーメイトの様な固形食をバクバク食べながら、
早く時間よ、過ぎろ・・・
痛いの痛いの飛んでいけ・・・とひたすら念じていた。