男性不妊から自然妊娠、その後。。。 ヘロヘロの記録

男性側が書いた不妊治療の記録。今は、自然妊娠で出産した二人の子どもがいます。一度、ブログを閉鎖したのですが、復活しました。

 精索静脈瘤について、カウンセリングを受けてきました

 体外受精(顕微授精)をするも、ダメで絶望的になっていたそんな時、

 
一人目を奇跡の自然妊娠で授かった。
 
 
 
これで一安心と思いきや、
その後、妻が二人目欲しいと言いだし、
現在、妊活中。。。
 

先日、泌尿器科で、診察を受け、精索静脈瘤があると診断されました。

その結果を受け、
家族会議の結果、手術をする事になりました。


診断を受けた次の、泌尿器科の問診の際、
先生に、手術を希望する旨を伝えた所、
「もう一度、奥さんともよく話し合って、決めて下さい」

と言われ、病院のカウンセリングを受けることになった。

私がお世話になっている総合病院では、
不妊外来には、それ専門のカウンセリングがあり、
一度、立ち止まって、考えなければならないような時は、
先生から、カウンセリングを受けるように言われます。

過去には、体外受精のをするかどうかの判断をする際、病院のカウンセリングを受けました。

病院のカウンセリングの先生は、
温和な女性で、一方的に話すような事はせず、
それでいて、事実を的確に話すような、しっかりとした方。

過去にもカウンセリングを受けているが、時間のムダと思った事は無い。


病院からの帰りに、妻に、泌尿器科の先生から、
カウンセリングを受けてからでないと、手術は出来ないと言われた旨を伝えたところ、
すぐに、カウンセリングの予約を取るように言われ、その場で予約をした。

(妻は、妻の業務が多忙ということと、出かけるのがおっくうな人なので、
病院には一緒に来ないのだが、今回は、理由が理由ということで、すぐにアクションをとったようだ)

数日後、カウンセリングを妻と受けたところ、
現在、凍結している胚の状況についての説明からはじまった。

(こっちは、精索静脈瘤の事からはじまるかと思っていたので、少し拍子抜け)

残っている胚は、あと2つで、
その胚がどうやって出来たのかについて、卵子を取り出すところから、
受精、その後の経過観察・・・といった事について、
まるで理科の授業を受けているような感じで、
赤ちゃんが出来るのは、簡単ではないこと、
赤ちゃんが生まれるまで、遺伝子が引き継がれるのには、
約3万枚のコピーを、一枚のミスプリントも無く、コピーをするのと同じぐらい
とっても難しい事等々。。。の説明があった。

その他、私たち夫婦は、精子の状態が悪いとは言え、自然妊娠もしており、
それは、その時の受精卵が強い生命力を持っていたからであって、
どちらか一方の力だけでは無く・・・といった説明も受けた。

時間にして、10分ぐらいは、その説明を受けていた気がする。

おいおい早くしろよ・・・と思いつつも、
赤ちゃんが出来るのは、簡単じゃ無いよな。。。と納得しながら聞いていた。

その後、やっと、精索静脈瘤の話になった。

精索静脈瘤が分かるようになり、手術が出来る様になったのは、ここ数年で、
 我々夫婦が受診を始めた頃は、そこまで、分からなかった。

精索静脈瘤の手術により、精子の質が向上する可能性は、約半分。

精索静脈瘤の手術についてのリスク
 手術が失敗すると、膿がたまったり、痛くなったりする・・・。

 等々の説明を受けた。


カウンセリングの先生の説明が一通り、終わった後、
妻が、
「手術受けたいんですけれど」
と言い出した。

先生が、私の顔を見る。
妻も、私の顔を見る。

ここで、いやいや、俺、受けたく無いっすよ!
だって、痛いの嫌だし、全身麻酔とかコワイじゃ無いですか!
手術失敗したら、どうしてくれるんですか?

なんて事は言えない、雰囲気。。。
だったので、

笑顔で、何のためらいも無いふりをしつつ、
「少しでも望みがあるならば、手術をお願いします」
と言った。


すると先生は、
「あ、そうですか・・・」

と拍子抜けした感じであった。

泌尿器科の先生としては、
私が、妻に、無理矢理、手術、しろと言われているのでは?
と心配してくれていたのかもしれない。

その為に、もう一度、夫婦で、話し合ってと助け船を出してくれたのかも知れない。

カウンセリングの先生としては、
私たち夫婦に、手術するかしないかの決断を、しっかりと話し合って、
どう導くかの手助けをしようとしてくれていたのかも知れないが、
あまりにもあっさり、手術をお願いする旨を、私たち夫婦から言い出したので、
これ以上のことは、もう無いなと思ったのだろう。


その後、手術を受けるにあたっての再問診を、泌尿器科で受ける様に、
カウンセリングの先生から言われ、泌尿器科の次の予約を入れて病院を出た。



カウンセリングの先生にも言われたのだが、
不妊という事になっていなければ、こんな事知らなかったろうにと思う。

”子宝”とは良く言うが、
赤ちゃんは簡単には、出来ない!
という事を実際に学んだ事から、子どもに優しくしなきゃなと思う。

今いる、三歳の息子に、俺、優しく出来ているかなと自問自答をした一日であった。