健康のありがたさ

嫁さんが入院した。
不妊治療で入院したのではなく、体調不良。

腹痛と頭痛で苦しんでおり、
我慢できない痛みの様で、入院する事になった。

病院で、検査をしてもらったが特に異常は無し。
痛みの原因は不明。
お医者さんも大丈夫と言うのと、
嫁さんも病院にいるよりは、家にいたいと言うので一度、帰宅。
その後、再度、痛みが我慢できないと嫁さんが騒ぎ出したので、
夜に病院に再度連れて行った。

私の母親は、我慢の人。
見ていて辛そうでも『大丈夫』という人。
それに引き換え、嫁さんは、見ていて大丈夫そうでも『駄目』『我慢できない』という人。

本人じゃないから、痛みはどのくらいなのか、
分からないが、私から見ていて大した事の無いように見える。
お医者さんも、何が苦しいのか分からない状態。

病院の面会時間中、ずっとそばにいたのだが、
もうちょっと、なんというか、気力ってものを出せないのかと思った。
あえて、口には出さないが、
「本当は、大したことないんじゃないの？」って思っている自分がいる。
こういう私は、冷たい人なんだろうな。。。

病院に行く前にも、
部屋を暖かくしようと、私がエアコンを付けると、
『エアコンうるせ〜から消してんだよ！　つけるな！』
嫁さんの事が心配で、嫁さんの部屋で、持ち帰り仕事をしていると、
義母経由で、私の物音がうるさいから、別な部屋に行ってくれと言われたり、

大丈夫、大丈夫、まず、落ち着いてと私が言うと
『痛いんだよ、我慢できないんだよ、いいから救急車を早く！』
車で、病院に行こうと私が言うと
『なんで、救急車を呼ばないんだよ！』
等の手荒い言葉を受けたので、あ〜、この人と一緒にいるの、
俺、無理と思った。

でも、まあ、なんというか、
この人と一緒にいないといけないんだな。
俺、なんとかしないといけないな。。。と思って、耐えてる自分がいます。

今日、病院で、少しは元気になったようで、嫁さんが笑顔を見せてくれたので、
一瞬癒されたが、
次の言葉で脳天に金づちで殴られたような痛みを覚えた。

嫁さん：『痛いのってストレスかな？』
私：「何のストレス？」
嫁さん：『言わなくても分かるでしょ？』
私：「ん？！」
嫁さん：『私の周り、みんな子どもが出来てきて。。。』
私：「つまりは、俺のせい？」
嫁さん：『そうだよね』

私：「・・・・」

私は、女心も、嫁さんの痛みも良く分からん。

とはいえ、早く嫁さんには、元気になってもらいたいもんだ。

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